俵屋宗達と尾形光琳を徹底比較!「風神雷神図屏風」描き継がれた超名作には驚異のワザや工夫が盛りだくさん!【山田五郎が解説】

Published 2023-11-03
誰もが知ってる風神雷神図🌬️⚡️
実は100年ごとに描き継がれていたって知ってましたか?😲

今回は俵屋宗達と尾形光琳を徹底比較します💡
よ〜〜く見ると、色々違いがあって面白いんですよ〜🤭
シンキングタイムもありますので、是非一緒に考えてみてください〜✨
分かりやすく五郎さんが解説します🙌

後編も必見👀↓
   • 【夏秋草図屏風】「風神雷神図屏風」の裏面には江戸琳派・酒井抱一の最高傑作が...  

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✏️公式Twitterはこちら
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🎈出演🎈   山田五郎
🎨企画・編集・イラスト🎨 東阪企画
🖼画像引用🖼 ウィキメディア・コモンズ
●三十三間堂・風神雷神
commons.wikimedia.org/wiki/File:Statues_of_F%C5%AB…

●北野天神縁起絵巻メトロポリタン本
commons.wikimedia.org/wiki/File:%E5%8C%97%E9%87%8E…

●養源院杉戸・唐獅子
commons.wikimedia.org/wiki/File:Tawaraya_S%C5%8Dta…

●京都国立博物館
commons.wikimedia.org/wiki/File:Kyoto_National_Mus…

●東京国立博物館
commons.wikimedia.org/wiki/File:Tokyo_National_Mus…

●表慶館
commons.wikimedia.org/wiki/File:Hyokeikan_-_Tokyo_…

●酒井抱一
国立国会図書館デジタルコレクションより作成
dl.ndl.go.jp/pid/1287833/1/1

●三渓園 池
commons.wikimedia.org/wiki/File:Sangkaien_Garden.j…

●三渓園 邸宅
commons.wikimedia.org/wiki/File:Sankeien_2010_2.jp…

●メトロポリタン美術館
commons.wikimedia.org/wiki/File:Metropolitan_Museu…

●釈迦三尊十六善神像
commons.wikimedia.org/wiki/File:%E9%87%88%E8%BF%A6…



#風神雷神 #俵屋宗達 #国宝
#尾形光琳 #酒井抱一 #徹底比較
#山田五郎 #美術解説 #教育 #教養

All Comments (21)
  • @hanna-e5771
    もう15年以上も前、出光美術館でこの3枚が揃って展示されてました。その時の図録を幼稚園児に見せてどれが好き?と聞いたら、やっぱり宗達の絵を選んでました。子供にも分かる宗達のオリジナリティ凄い。
  • @takato6515
    最近すっかり和に親しんでいるので、これからも日本の近代以前の作品もやって頂きたい。光琳や抱一の時代には光悦のは知られてても、宗達は忘れられちゃってたんじゃないですかね?。
  • @MyGargoylecat
    私デザイナーなんですが、グラフィックデザインの観点からは宗達の方が圧倒的にグラフィックデザインの感覚だと思う。両者の風神雷神図を素材として利用するなら宗達はそのまま使えるけど、光琳はトリミングや空間を開けないと、文字入れられない。
  • @user-wg7lq7yw3f
    こうして見るとほんと性格でるよな~ 宗達はいい意味で自由人、感覚の人 光琳はいい意味で真面目、論理の人 ほんと面白い
  • @isikawa5182
    宗達の雲は銀泥と墨を混ぜて描かれています だから美しいんですよね
  • 宗達すごい。若冲の象がしゃれてると思っていたがそれにさかのぼる宗達の象の自由なこと素晴らしい。主に一つの絵を軸としてその違いを述べる今回の動画、大変面白く拝見いたしました。後半も楽しみです。
  • @user-ke9oj4bi3o
    象の絵は知らないひとにみせたら、現代アートに見えるかもしれない。あと棟方志功もイメージしますね。
  • @user-uu1su3wh4o
    五郎さんの解説が本当に楽しくて 風神雷神図がますます好きになりました。 次回も凄くたのしみです。 俵屋宗達には誰もかなわないと思いました。
  • @user-yi7pp5rt1z
    尾形光琳の絵を観ると現代的でグラフィックアート的だとずっと思っていて、 光琳の実家が京都の西陣織の呉服屋だったという事を知った時色々腑に落ちた覚えがあります 代表作の一つである『燕子花図』(かきつばたず)などは同じ燕子花を躊躇なくスタンプの様にポンポンと配置して全体を構成しているし『紅白梅図』の中央を流れる川の波なんて抽象デザインですものね… 日本では狩野派のように権威を持った(誰かのお墨付きをもらった)絵師が描くものが絵であり 尾形光琳も俵屋宗達も自分達は絵師ではなく、絵屋という職人だというデザイナーとしてのプライドがあったのではないでしょうか
  • @brown-tea.2024
    時代を超えた風神雷神図屏風、会ったこともない絵師達の繋がりが、感慨深い気持ちになります。それぞれの微妙な個性があって、観ていて飽きないです。100年の時代を歩いてきた絵の魅力に興味が尽きないですね♪
  • @user-xh5fz4sv1r
    最近アテナイの学堂も拝見したのですが、なんとなく宗達はプラトン的で、光琳はアリストテレス的だなと感じました。
  • @henneko9598
    この流れで、洛中洛外図をやってください。
  • @den-be9tx
    やはり宗達です。ずいぶん前の東博の琳派展で、宗達、光琳、抱一、其一の風神雷神図4作が並べて展示されたときにも思いましたが、時代が下がるごとにどんどん洗練されていくというか、お上品になる分、躍動感が減っていく感じがしました。
  • @r0ziscard
    雷神が白いのは、 風神の風袋を白にしたいので(おそらく色付きの袋だと空気のイメージではなくなってくるためかと)、背景が金で少し明度が低いので、全体を見たときに風袋だけが目立ってしまうのを避けるためではないかと思いました。リボンの裏表が矛盾してるのも同じ理由で、効果的に白を配置することでそれぞれの存在をひきたたせていると思います。 "琳派は宗達を継承していない"は納得ですが、宗達のほうが計算されていて、デザイン性が高いとも言えるのではと感じました。
  • @fugubottyann88
    後編楽しみです。自分も昔っから風神雷神図が大好きです。でも3種類あるとは知りませんでした。勉強になります。 国立美術館だったけな、以前売店で風神雷神図をプリントした缶と一筆箋を買いました。
  • @kou6315
    3枚を見比べると、どうしても宗達の作に惹かれました。輪鼓の円の形や風袋の曲線が一番自然で、見ていて安心感があります。 手塚治虫はコンパス無しで真円を自由自在に描けたという逸話がありますが、きっと俵屋宗達も同じようにフリーハンドで真円が描ける卓越した才能があったのでしょうね。
  • 改めて宗達と光琳の作品を比較すると、たしかに随分と作風が違うことに初めて気づきました!おもしろい!! そう見てみると、やはり私も宗達に1票です。漱石が宗達を評した時に使った「簡撲の趣」という表現が本当にしっくりきます。 養源寺の象や獅子の図を養源寺まで見にいったものの、正直その良さが分からなかったのですが、宗達の作風が分かると評価されるポイントも見えてきます。宗達の作品をもっと他にも見てみたいです。 後編での抱一も楽しみにしています!!
  • @oleo4288
    建仁寺に行くと風神雷神図屏風のデジタル複製が目の前でみられるんですが、とんでもない迫力でした! 修学旅行の自由行動で本当に偶然見つけたので皆で驚いたのを10年以上経っても覚えてますね。
  • 「琳派」の語源がごく最近だとは・・・・知らなんだ。 宗達と光琳の画風が全く異なるのに一括りに「琳派」と言うのも納得してませんでしたが、五郎さんの説明で腑に落ちました。 宗達のたらしこみ技法による蓮の絵なんか大好き。 養源院の象の杉戸絵もシンプルで力強く、お気に入りです。
  • @cancan5892
    この風神雷神図屏風、昔風邪薬のCMにも使われていてとても馴染みのある絵ですが、三つも同じテーマの作品が描かれていたとは知りませんでした。確かに、以前美術番組で見た時、私の知っている美術館以外の場所に収められていて、あれ?!と感じたことがありますが、その謎が解けました。私も圧倒的に、オリジナル宗達に1票です!見た時の奇想天外感が、一番あります。後半の宗達と光琳の違い考察は、素晴らしかったです!!前者の浮遊感、躍動感を犠牲にしても、安定性、整合性を重視した後者、それが逆に現代ではデザイン性の高さと映る、なるほど!です。この違いは、絵師と絵屋の求められるものの違いと感じます。武家や寺社からの注文で襖絵、屏風絵を描く絵師は、ある種の正確さ、きちんとした整合性、弟子や仲間間で伝達可能な技術が必要です。それに対し、扇や着物に描く絵屋は、独創性や一種の冒険もできる自由裁量の部分が多いと思います。主に一人単独で制作されることもあるので、自分の技術を試す機会でもあったのでは?!とも感じます。その分、ダイナミックな新しい試みができ、それが構図の斬新な視点や描き方のちょっとした矛盾を生みながら、雲のふわふわ感をも作り出している長所でもありますね。 琳派という用語が、意外に最近の言われ出した言葉であるというのも、驚きました。この風神雷神図屏風が、北野天神縁起絵巻を参考にして描かれているという指摘にも、一つの絵画だけではなく、その制作の意図、背景まで探る探究心の深さに感銘を受けました。