江戸幕府の旗本の暮らし!『経済随筆』で読み解く上級武士の家計と生活実態

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Published 2024-07-26
徳川将軍の家臣として幕府の中枢を担う存在だった江戸時代の旗本。
上級武士が多かった旗本は、家禄に応じて家臣を雇う義務があり、旗本屋敷では家族とともに家臣団も暮らしていました。
軍事や行政において要職を務めた旗本は、どのような日常生活を送っていたのでしょうか?

▼もくじ▼
00:00 動画の概要
00:56 旗本の家禄と軍役
04:36 旗本屋敷の構造と間取り
10:06 旗本の給料形態
13:02 「経済随筆」に見る旗本の家計モデル
18:26 「経済随筆」に見る旗本の暮らし

▼おすすめ関連動画▼
江戸時代の御家人の生活!多種多様だった下級武士の仕事と家計事情
   • 江戸時代の御家人の生活!多種多様だった下級武士の仕事と家計事情  

▼主な参考書籍▼
戸森 麻衣子『大江戸旗本 春夏秋冬』(東京堂出版、2023)
amzn.to/4diNoNq

安藤優一郎『図解 江戸の間取り』(彩図社、2020)
amzn.to/3zy1dZM

小川 恭一『江戸の旗本事典』(KADOKAWA、2016)
amzn.to/46nQ4qL

平井聖監修『大名と旗本の暮らし (GAKKEN GRAPHIC BOOKS DELUXE 11 図説江戸)』(学研プラス、2000)
amzn.to/3yhiEh5

小川 恭一『お旗本の家計事情と暮らしの知恵』(つくばね舎、1999)
amzn.to/46kPFFz

などその他多数

▼画像引用元▼
デジタル版 港区のあゆみ(旗本・御家人の家禄)
adeac.jp/minato-city/text-list/d110021/ht001060

『経済随筆』京都大学附属図書館所蔵
rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/

All Comments (21)
  • @wakanekomaru
    旗本は一定の見栄とかローンに苦労するとか今のエリート会社員そっくりですね。日本は治安が良いと言われますが、江戸時代から窃盗はわりと身近にあり、しかも赤の他人ではなく、屋敷事情を知る元の奉公人のケースが多いというのも、結局はねたみもあるでしょうが、身分の差の不合理感とか不公平感とか感情的な部分も多かったのかもしれませんね。
  • @user-qv4sz6bn5n
    旗本は前回の御家人と比べると、生活に余裕はあったとは言え😌家禄に応じた家臣や馬を抱え、借金に苦しんだ😩 何だか住宅ローン💰や円安で物価高騰📈に喘ぐ我々を観ているようで、なんか親近感湧きますね☺️ 神仏にのめり込むな的な格言も、丁度現代の宗教献金被害を予見しているようで、斬新ですね😳 また面白くて参考になる江戸時代の知識、楽しみにしています😊
  • @user-vu8zl4rj2w
    いつの時代も生きるのはみんな大変だったんだな
  • @haru-ew9lj
    収入が多くても支出も多いから生活が大変ですね 豊かなイメージがリアルなお金の流れを明らかにすることで変わっていく感じがとても面白かったです 次回も楽しみにしてます
  • @asada7279
    グンヤクは誤りではないが、グンエキと読むほうが知的です。
  • @jmy6767
    経済随筆に出てくる500石クラスのまあまあ偉いお旗本でも、当主の小遣いが一日あたり換算で約50文というのが泣ける。大変だったんだな。
  • @user-jl9dw1zp3z
    家計簿の所、現代の金銭価値に置き換えてくれて分かりやすい 浮世絵の解説も聞いててこっちも楽しくなる
  • @sieru62mari
    色んな注意事項が現代と同じ様にあったのですね…防災リュック作ってるので「いざと云う時に背負って逃げられる重さか?」と想像するんですが、刀持ってかないといけない武家の方々大変だ…(-_-;) あと盗賊出た時に目潰しはともかく、咄嗟に手裏剣投げれるかな…女性や子供達も練習してたかもですね。
  • @user-kn1mf3er6m
    現代でも同じですが、消費志向の高まりで金銭を使用する機会が増え、困窮したり破産する旗本もいたのかな?と感じました。
  • @user-cj8ct5zv5k
    馬代が車の維持費用でしょうか。現代と相通じるものがありますね。しかし仕事なければ、正に旗本退屈男だったのかも。😅
  • @honda10102004
    旗本・御家人を公務員に例えるならキャリア官僚が旗本、ノンキャリアが御家人でしょうね 正確に言えば国の政治を司るのは将軍家の直臣である大名・旗本、その下働きをするのが御家人です 大名・旗本は武家=侍と呼ばれ御家人は武士と呼ばれますが侍ではありません 武家=侍とは戦の時に備(戦闘部隊や輜重部隊)を形成できる武士で大名・旗本です 御家人は備えに配属される下級武士で戦国時代には足軽と呼ばれていました 江戸城裏側の番町に住む番方の旗本は中級旗本、上級旗本は神田橋外小川町あたり、下級旗本は駿河台や川向こうの外神田や本所などです 御家人は八丁堀下谷入谷四谷など江戸郊外に組織毎に社宅を与えられました 現代と比較は出来ませんが将軍家直臣の大名・旗本は大企業のオーナー社長、御家人は弁護士や医師など士業、百姓職人商人がサラリーマンというところでしょうか 諸藩の武士は地方自治体の職員です 人口比率で大名・旗本と御家人が0.1%、諸藩の武士が4%弱で90%以上が百姓以下です
  • @user-en6nt8zf3p
    「厄介」というのはひどいな。まあ厄介なんだろうけども
  • @keikei7206
    家禄500俵の旗本だと、殿様といえど月の小遣いは45,000円か。 屋敷は大きいけど、意外と質素な暮らしだったんだな。
  • @bokoboko446
    盆暮に貰う分は、消費や現金化(買取業者)となる。 8000石とかだとギリギリ大名より裕福。
  • 侍はその身分や禄高に因って家来の侍数や奉公人の数が厳しく定められているので旗本でも無役なら家計は相当苦しかったと思います。
  • 「浪江健雄 江戸幕府法における改易について」によれば、本動画に登場する武井善八郎はあることで咎められて斬首に処されている。他の事件も興味深いのでぜひ資料を直接読んで頂きたい。
  • @user-tf3tj2xx9z
    江戸時代に比べて米の価値が大幅に下落してた分、江戸時代後期の旗本は大変。
  • 武士階級って石高に合わせて規定されてる奉公人の数をそろえるのが大変だよな。 石高は昔から変わらないのに米の価格下落で収入減、社会の発展で物が豊かになる反面物価も上がっている。 当然江戸時代前期よりそれを雇う人件費も上がっているのは確実だし。
  • @asaichban9842
    長崎奉行になりゃ かなりの賂があって裕福になれるのかな? その賂をもとにもっと上の役職に 最も実入りがいい役職はなんですかね?