「伊豆山を笑顔でいっぱいに」土石流災害で父を失った女性ダンサー 月命日のステージに込めた思い【現場から、】
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Published 2024-08-07
「伊豆山のどこかで何かやってるなっていうのを止めたくなかった。どこかで活動してること、行事が行われてることを続けていきたかった」高橋さんの呼びかけに賛同した一人、〇MAIさんです。熱海市出身の〇MAIさんはプロのダンサーとして舞台などで活躍。その後、東京で講師として、子どもたちにダンスを教えてきました。
<〇MAIさん>
「海を見ると安心するので」
〇MAIさんは土石流災害で父親を亡くしました。<〇MAIさん>
Qこの写真はいつ頃ですか?
「私がたぶん1歳ぐらいだと思います。いつも父が一緒だなと思って。信じられない思いが大きくて。父を助けてあげたかったという思いが強くて、夜も眠れなかったですし」
〇MAIさんは2年前に家族と熱海に戻って来ました。現在、熱海市内で子どもたちにダンスを教えています。フェスティバルに合わせ、ダンスを披露することになりました。
<〇MAIさん>
「父も含めて(亡くなった)皆さんが笑顔で見てくれてるんじゃないかと思って。ふるさとの子どもたちと一緒に踊り続けていきたいなと思いまして」
3年が過ぎた被災地は、復旧工事が進められているものの、まだ道半ばです。
<漁師 松本早人さん>
「災害のことが、かたがついていなことがあるんですけど、地域の住民がさらに仲が深まったり観光の人が楽しんでもらえればいいと思う」
子どもたちは30分のステージを元気に踊りました。<訪れた人>
「かわいかったです。私も伊豆山に住んでるんで、被災の後こういうことやって下さるってことはとてもいいことだと思います。ありがたいですね」
<テンカラセン 高橋一美さん>
「こんな笑顔が伊豆山に生まれると、ますますもっともっと頑張んなきゃって大人も思いますね」
<〇MAIさん>
「伊豆山を笑顔でいっぱいにしたいです」
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newsdig.tbs.co.jp/articles/sbs/1346431