「学び」研究の第一人者の言葉が重すぎる【今井先生雑談回】#149
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Published 2022-08-09
【目次】
00:00 今井先生にゆる言語学ラジオの感想を聞いた
03:39 先生の本はおもしろすぎて苦労した
07:48 研究キャリアのはじめで疑問に思ったこと
09:21 可算・不可算の概念は生得的?
11:04 物体か物質かで同じの基準が違う
13:06 クワイン「日本語の名詞は全て不可算名詞」
14:47 ケアリー「物質と物体の区別は生得的だ」
15:46 今井先生「日本の子どもで実験してみた」
19:32 研究テーマの根本にあるものは?
23:59 象徴化は遊びの源泉
30:05 僕らはずっと「言語」をやっていた
35:09 ニオイは全然憶えられない
37:00 達人になるために共通するものって?
40:49 ニオイが憶えられない原因は?
43:33 ニオイの言葉を持つ民族
48:27 学ぶことは知識を得ることだ
【参考文献のリンク】
◯算数文章題が解けない子どもたち: ことば・思考の力と学力不振
amzn.to/3JAKlCz
今井先生の新刊。第4刷決定!
〇学びとは何か
amzn.to/3bG8wTD
人の学習メカニズムについて、認知科学的なアプローチから闊達に描いた今井先生の著書。知識偏重の教育への転換を説く風潮に対して、「何を言ってるんだろうと思ってた。私にとって学ぶことは、知識を得ることだからである」というあとがきがシビれる。
〇新・人が学ぶということ
amzn.to/3A40oG9
↑の元となった本。とはいえそこまで難しいわけでもないので、もっと深めてみたい人はぜひ。金春さんを招いた授業の書き起こしも収録されていて豪華。
〇言葉をおぼえるしくみ
amzn.to/3A2W0XC
赤ちゃんの言語習得シリーズでひたすら引用した本①。研究者が仮説の確からしさを補強する様子を仮想体験できるVR本。
〇ことばの発達の謎を解く
amzn.to/3PXRcIN
赤ちゃんの言語習得シリーズでひたすら引用した本②。赤ちゃん、天才すぎるぜ!と驚くこと請け合い。
〇言語の起源
amzn.to/3bD4RpN
『ピダハン』で知られるダニエル・L・エヴェレットの著書。言語の起源にさまざまな角度から迫る。やや難しい。
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【堀元見プロフィール】
慶應義塾大学理工学部卒。専門は情報工学。WEBにコンテンツを作り散らかすことで生計を立てている。現在の主な収入源は「アカデミックに人の悪口を書くnote有料マガジン」。
Twitter→twitter.com/kenhori2
noteマガジン→note.com/kenhori2/m/m125fc4524aca
個人YouTube→ / @kenhorimoto
【水野太貴プロフィール】
名古屋大学文学部卒。専門は言語学。
某大手出版社で編集者として勤務。言語学の知識が本業に活きてるかと思いきや、そうでもない。
【BGM提供】
・フリーBGM・音楽素材MusMus様 musmus.main.jp/
・OtoLogic様 otologic.jp/
#雑談回 #ゆる言語学ラジオ_雑談回
All Comments (21)
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水野さん、堀元さん、楽しくお話しさせていただき、ありがとうございました。リスナーの皆様、あたたかく、鋭く、楽しいコメントをたくさんありがとうございます!ゆる言語学ラジオ、すてきなコミュニティーですね!またいつか来させてくださいね~
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大学で言語系の授業を取っているのですが、期末レポートを書く際、ゆる言語学ラジオで今井教授の話が出てきてどうのこうの、と書いた。すると、レポート提出してから数十分しか経たないのに担当教授から返信が帰ってきて、今井先生の本は興味深いから夏休みに是非読みたまえ、とのことで遂に今井先生の本をポチるに至った。
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撮り終わり雑談会なのに、今井先生が全力で研究の話をしてて最高
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今井先生、謙虚であることは当然ながら、謙虚であることを匂わせすらしないような、しかし心の中に学びに対する熱い姿勢をお持ちだということを改めて認識させられました。すごい。。。
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数学者です。 「似ている構造を引き出して抽象化して楽しむ」というのはまさしく、現代数学の基本的枠組みになっている部分です。 人間の思考の代表的な特徴ゆえに、色んな分野の研究者から共感が得られそうだなと感じました。
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堀元さんは鋭いツッコミを入れるのがうまくて、水野さんは知識を咀嚼してそれに対する答えを的確に返すのがうまくて、 このコンビマジですごいな〜と思いました
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思考を言語化する、書いてマッピングする、思ったときにメモする、良いと思うところに付箋を貼る、それを見返す、取捨選択する、というシンプルな各行為の重要性がちゃんと感覚だけではなく言葉で見て理解できました
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個人的に神回だった。 全員の意見が最終的に合致して、学びというものを改めて噛み締める様は美しい。
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この回何度聞いても今井むつみ先生の学者としてのエネルギッシュなところを見れて最高なので、すべての物事のモチベーションが下がった時に見ると最高に勇気づけられます。最高。
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今井先生が、雑談会に関わらず専門的な研究の話を楽しそうに話されているのが素敵だなと思いました。 本当に自身の研究分野を愛しているんだろうなぁと。 学習につまづく児童を救うことになったりと研究意義も大変ある分野だと思うので、今後も引き続きご活躍なされることを応援しています。
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一番最後に流れる”一介の言語オタクが〜”の部分でいつのまにか第一任者の先生をお招きするチャンネルになっていることに気づいて感動しました!
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言葉にできないぐらい感動の連続でした。興味のあることが狭すぎてこんな人生で良かったのかと後悔している人生でしたが、今からでも遅くないと気を引き締めて生きていきます。
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「ミーム提案委員会」は「象徴化」をテーマにした、とても言語学らしい放送回だと言うことがわかりました。
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面白すぎて、ながら作業の手を止めて聴き入ってしまいました‼️ 素敵な動画を有難うございます😊
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ほとんどカットが無いのにいつもの密度を越えつつ秀逸な流れで今井先生ブーストが凄い。
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今井先生も自分の専門の話を沢山できて楽しそう
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すごくいいお話すぎて、面白すぎて、身体の中と外がひっくり返ったような感覚です。 学ぶのは楽しい理由は、自分なりの知識の体系を作れて、それを自由に引き出せるようになるからなのか!と腑に落ち、清々しくもあります。 水野さんが以前おっしゃっていた、本を仮説をもって読むということも体系を形作るのに役立っているのかなと思いました。 いつも本当にありがとうございます!!
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この人たちを見ていて気持ちいいのは 著者、学問、ことば、youtube すべて真摯に取り組んでいると思うからなんだよね 水野さんは本業があるのに、高水準な情報と伝え方が評価できるし 堀元さんは顔がおもしろいんだよね
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雑談会なのに内容が圧倒的に充実してて大満足
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「においは記憶と深く結びついている」みたいな話をしばしば聞くけど、言語として表すのが難しいから覚えるプロセスが他の感覚とは異なるのかもしれないと思った